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徒手的リラクゼーションとは?

徒手的リラクゼーション法の定義

皮膚・筋・筋膜・関節等の感覚受容器(表在・固有感覚受容器)への刺激により、高緊張状態にある筋及びそれによって引き起こされた関節の異常に対して、可能な限り無痛性刺激を追求した高いリラクゼーション効果のある徒手による治療法である。

徒手的リラクゼーション法とは

徒手的リラクゼーション法とは、理学療法士、作業療法の治療場面において、運動器官に対しリラクゼーション効果が必要とされる際に用いることのできる手技です。その治療効果を最大限に活用するための方法、技術、感覚的な圧などを体系化した治療手技であります。

直接的な効果としての運動障害の改善やリハビリテーションで行うさまざまな治療の効果を最大限に引き出せる方法となっています。また、「触れ方」、「患者の筋・関節の状態」「肢位」「予備力の向上によるリラクゼーション効果」「治療効果のフィードバック」を考慮した治療法となっており、講習会では施術者の姿勢や位置取り、体の使い方等のポイントなども盛り込んだ内容となっています。


補足:リラクゼーション状態とは

   1.交感神経の活動が低下し、副交感神経の活動が活発になる状態  2.筋肉が弛緩している状態


一般的にリラクゼーションとは、身体的・精神的・情緒的緊張のない状態、心身ともにストレスから解放された状態のことを指しています。リラクゼーション状態にある場合、副交感神経が優位になり、心拍数や呼吸数が減少します。また、筋緊張は減少し、末梢循環が増加します。脳波ではα派〜θ派が優位となると言われています。


徒手的リラクゼーション法において期待できる効果

  1. 筋緊張の緩和
    触圧覚受容器への刺激は、α運動ニューロンに対して抑制的に作用し、筋緊張を低下させる。そのことにより、
    関節可動域運動や関節モビライぜーションなどを施行しやすくできる。
  2. 疼痛の改善
    皮膚への触圧覚刺激及び関節構成対への機械的刺激により、ゲートコントロール理論が作用し、痛覚神経線維のインパルスが抑制され、痛みが軽減される。また、痛みの軽減により、反射性筋収縮の改善にも影響する。
  3. 結合組織の粘・弾性の改善
    結合組織への緩やかな圧迫刺激は、結合組織の柔軟性を改善させる。そのことにより、異常な関節の動きを軽減させ、無駄な筋緊張を抑制し、スムーズな動きを実現する。
  4. 血液・リンパ流の改善
    筋緊張の緩和により、その周辺組織の血流・リンパ流の改善にもつながる。
  5. 関節可動域の改善
    筋緊張の緩和・結合組織の粘弾性の改善により関節可動域の拡大が得られる。
  6. 精神的ストレスの軽減
    精神的に緊張すると交感神経の活動が活性化され、筋緊張も亢進します。ソフトで緩やかな触圧覚刺激は、交感神経の活動を減少させ、副交感神経の活動を優位にさせます。このことにより、筋緊張を緩和させ、筋緊張の緩和により、精神的な緊張の緩和を得ることが出来ます。